鳥取県について

“日本列島の中国地方の北東部にあるのが鳥取県です。東西120キロ、南北には約20から50キロほどの細長い形が特徴的です。北の方は日本海に面していて、鳥取砂丘をはじめとし日本海の荒波が作る変化にとんだ海岸線がつづいています。南には中国地方最高峰ともいわれている大山をはじめとし、様々な山々が連なっているのが特徴です。鳥取県は産地が多い地形でありながらも、三つの河川が流れていて、その流域には平野が形成されています。その平野のそれぞれは鳥取市と倉吉市、米子市が中心として発展を遂げています。鳥取県の気候は比較的温暖であり、春から秋は好天の日が続きます。冬には降雪もありますが、四季の移り変わりが非常に鮮やかであり、美しい自然に恵まれた県といえるでしょう。

鳥取県では今現在でも数多くの自然を残しているといえます。鳥取砂丘をはじめとし山陰海岸ジオパーク、冬にはスキーを楽しむことが出来る大山など見所もたくさんありますが、雄大で優しさにあふれる風景は、訪れた人たちを感動に巻き込むことでしょう。

鳥取県内には数々の歴史が残っていて、これまでの歴史をそのまま感じられる場所も存在しています。はるか古代から現在に残されている足跡をたどるように、様々な歴史が残っているといえるでしょう。日本独自の宗教の拠点の一つが三徳山です。平安時代には最盛期を迎えた修験道として、現在でも多くのお寺が残っています。その中でも断崖絶壁に建てられたお堂は国宝にも指定されているほどです。そして中国地方最高峰大山のふもとに広がるのが、弥生時代に中心的な集落があったと考えられている妻木晩田遺跡です。日本だけではなく世界にも誇ることができる重要な遺跡の一つであり、その当時このあたりが大陸や朝鮮半島とさかんな交流を持っていたことがわかります。

また鳥取県では海の幸にも山の幸にも恵まれた食文化が根付いています。その一つが松葉ガニです。山陰地方では成長したオスのズワイガニのことを松葉ガニと呼んでいますが、中には上品なうまみを楽しむことができます。鳥取県を代表とする冬の味覚と言えるでしょう。また二十世紀梨の生産量は全国一を誇っています。収穫時期は八月下旬から九月下旬で、日本だけではなく世界中に輸出されています。鳥取県内の観光梨園では、多くの場所で梨狩りを楽しむこともできます。そのほかにも豊かな自然と深くかかわる工芸品や民芸品が残っているのも特徴です。その中でも弓浜絣や倉吉絣は250年以上前に伝えられた餅折りであり、現在でもその技術が受け継がれています。”